Regional Scrum Gathering Tokyo 2023 にオンサイト参加してきました。
RSGT参加履歴
- RSGT2015(day1のみ): Speaker 発表
- RSGT2019
- RSGT2020 当時の勤務先で書いた参加記事
- RSGT2022(オンサイト)
- RSGT2023(オンサイト)
何人かに「RSGT参加は7回目ぐらいだと思う」と伝えていましたが空白期間が思ったより多かったので正しくは5回であったことをお詫びして訂正します……w
空白期間はRSGT2016から全日有料化したり値上がったりしたところに新卒で金に余裕がないとか、行っても今の現場はちゃんとしたスクラムやってる現場じゃないしな、とかそういう感じでした。2021を飛ばしたのはCOVID-19への不安ではなく、入社後で有休が少ない上にCOVID-19に感染、発症して1週間以上休んで有休を使いまくってたからです。
RSGT2015の記憶はまだあって、高江洲さんのワークショップに出てAgile Umbrellaを感じたり、メイドが数人いたり、その後の飲み屋でたくぼんさんに当時のチームの話をしていたり、ぐらいは覚えています。
今回参加にあたって
新デザイン超かわいい。 名前の自体もかっこよくていいですね。
年末までRSGTのことを考える余裕がなく、スケジュールを読んだのがだいぶ直前でそれまではKeynoteを誰が喋るかとか気にせずでした。まあ聞けるセッション全部聞くと話のネタには困らないんだけど、疲れるし喋れないのでこんなもんかなと。
あとここ2年ぐらいはお行儀が良すぎて人見知りになり知ってる人と居がちなので、知り合いの知り合いとか、知ってそうだけど喋ったことない人と喋ろうと思いました。
時系列
day1
keynote
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「レガシーコードからの脱却」の原著者の方とのこと。クリーンなコードを守るには修練が必要なんだよなという気持ちに。そしてTDDワイワイ会はいい素振りの場所だったことに気付きました。
できることなら式年遷宮にしたり、開発チームにリニューアルできるくらいの余力を持ちたいなという気持ちになった。
ランチ
@_yum_t さんとあったので、一緒に居た人とご飯。人見知り回避できてる。よかった。ちなみにここで初めてあった2人とは、会期中しばらく時間をともにすることになる。
Outcomeにフォーカスするチームへのジャーニー
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社内でチーム外だとKPIの話ばっかりなのでいちからOutcomeについて議論しはじめるの難しいなと言う気持ちだけあった。
スクラムチームが自信をもってアウトカムとスプリント活動に集中するためのコツ
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禿同ってやつでした。EBMの発表聞いてないからそこから聞くかMore Effective Agile読まなきゃなという気持ちになりました。
CQ x Agile で価値観の違いを紐解き、人と組織の関係性に橋をかける
Spring.Akiさんの話聞いたことないんだよなと思い。正直一発で理解できなかったので、あとで見直したい。
Tea Time
誰かと喋ってた記憶はある。スポンサーブース回ってたかな
(新米)エンジニアリングマネージャーのしごと
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「あ〜〜〜〜わかる〜〜〜〜」という気持ちと「あ、ちゃんと自分もマネージャー業していたんだな」という気持ちになりました。
聞かれたことに答えるだけだと思ってたけど、ちゃんと意思決定していた。
聴覚障害のある大学生チームによる臆さない発言環境の形成
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うきうきさん。適切にスウォーミングして達成できたら 🙌して関係性を作る。スウォーミング自体は「話しかけづらいかな?」「なにやってるかな」「暇だけど暇って言えないしな」というのを回避するために「今誰がなにをやっているか」「そこに何人が取り掛かっているか」をmiroで可視化してわかりやすくしたとのこと。チームのフォーメーションを可視化するのは普通に役たちそう。学生のときやってたかもしれない。
終了後
この日はどうしても外せない用事1があったので飲みたい気持ちを抑えて会場を後に。神田のネカフェに入りました。21時ぐらいに一度出たのでもしかすると下中華に1人ぐらいだったら入れたかもしれないけど、まだday1なのでということで直帰。
day2
なんだかんだで睡眠が浅かったのでゆったり移動しました。移動しながらでも聞けるハイブリッド型イベントありがたい。配信チームのみなさん尊敬してまーす。
keynote
keynoteはエッジを超える、というのが印象的だったけどその前段として最新のアジャイル・スクラムをとりまく情勢の説明?から入っていたので「まあそうだよね」ぐらいで聞いていました。が、その用語2を初めて聞くという人も見かけたのが印象的でした。クリシェぐらいの気持ちでいたし、例えば社内とかでもそういう概念は当たり前だろうと思っていましたが、実はそうでもないのかもしれないという気付き。折にふれて言っていかないといけないのかなと思いました。
Living Management -Good bye Scrum, Hello Semilattice-
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きょんさんのスライド見すぎてて動画がぼやけまくっても何が映っているかわかるようになってしまった。「これパタンだよね」「こうしておけばうまくいくらしいから」で思考停止してない?という話から始まったと思っている。Unlearn的な。一回ゼロベースで考える的な。
SoSのプログラムがきっちり細かくタイムボックス化されていたのが印象的だった。こんな感じで濃密な会をやれていただろうか。そして付箋に書かれている言葉がいきいきしていたのが印象的でした。
ペアプロのすすめ
ながさんのペアプロの話を聞きました。「ペアプロのときこうするとよさそう」的な話、 「だいたい TDDワイワイ会3でやってるじゃん、いっしょに水飲もうぜ」という気持ちになったのでdiscordで言及したら、ながさんに指名されたので宣伝 させられ させてもらいました。
ライブペアプロはCode Retreatの第1セッションって感じがしてよかったです。
以下のサルベージ元がkappa4さんのものであるという学びを得ました。
ペアプロの心得 · GitHub
うきうきテーブル
で、ここでふじえもんさんにワイワイ会のことを聞かれたのでそのことを話そうということでうきうきテーブルに行ってました。この展開、実は予想していました。そのうえで「うっ」×3ぐらいの感じでした。chiemi先生の連載noteと彼のday1のブログを読んでたけど、それでも。
note.com
note.com
私はただの聴者ですが、自分の発話によってなされることを観察しながら発話するのが苦手4だし、聞きながらちょっと複雑なことをするのは苦手だとうっすら思っています。
YYProbeの様子を気にしながら、相手の声を聞き、認識結果が間違っていたら訂正するというのは認知的には難しそうだなと。
実際にとってみた感想はこんな感じ。
- 2人の発音は十分聞き取りやすかったので周りが騒がしくなければ十分聞き取れた
- ふじえもんさんはある程度指向性マイクと読唇でがんばって読み取ろうとしてくれていたので発話でも7割以上はコミュニケーションができていた
- 音から聞き取れないはやとさんへはふじえもんさんがリアルタイムにYYProbeの誤認識を修正してくれていた。感謝
- 音声認識は略語をあまり理解できないので、正確なコミュニケーションを取ろうとすると正式名称を言ったほうがいい
- 産技大 では認識してくれないので 産業技術大学院大学 と発話する
- 専門用語(ジャーゴン)や地名でない固有名詞は難しいので、これも正式名称か区切って発話したほうがいい
十分会話を楽しめる程度には慣れたけど、長時間やるとヘトヘトになるので例えばこの上モブプログラミングしようとすると大変そうだからなにか別の仕組みが必要そうだなと思いました。
デスマーチから逃げる方法
気付いたら中途半端な時間だったのと、そもそも聞きたかったkwappaさんの話へ。
六本木ロアビルによく泊まってる先輩とか、20時頃に一度ちょっといい感じの晩飯食いに行って戻ってそこから終電までやるとか、そういうのを思い出しました。
大事なことは人に気づかせてもらったり、ライフイベントが教えてくれたり、何気なく立ち寄った本屋から教えてくれるんだなと。私は最近岩切さんによく心配されてたので、周りの人のいる大切さにありがたみを感じました。
F1 お茶の水グランプリ'23
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今年もF1最高だった!冒頭では人知れず宣伝で言及された書籍を貼る芸人してました。ここだけ音速。
お題も世相を反映したものやら、ワンランク複雑な問題が出てきたりして、「こういう課題を感じているということはこの人はこういう状況?」みたいな読みが発生したり @yudmoのF1風解説にも目が離せないバトルでした。
ナイトセッションの脇で
なこさんとAki.mさん、そして以前から話そうと思っていたのりっくさんとお話しました。
なんか色々たくさん喋った気がする。
終了後
また@_yum_tさんと会い、 @tsuru_beer さんと飲むとのことだったのでついていきました。
@tsuru_beerさん、私がテスト界隈にいたときにニアミスしていたのですがちゃんと話すのは初めてだったかもしれず、話しましょう!ということに。 インスタベース の会社に転職されていたということで、「推しがインスタベース使ってるって言ってました」という話をしました。
その日持っていたmacにたまたまその発言をした際の動画があったので、その場で編集して切り出し、渡しました。YEBISU BAR 御茶ノ水店で動画編集していた人がいたら私です。
この界隈はコミュニティの概念が「わかっている」ひとがいるのでFirst Timerを優しく受け入れてくれるよねという話をしました。
その後は図らずもたきがわフレンズの会に合流するなどしていました。
day3
OST
ある程度決めてふらふらっとしていました。サンドイッチおいしい。
なんだかんだで話しながら「どういう話をしたか」をまとめてしまいがちだなと思いました。たぶん「途中から入った人でもわかるようにしたい」みたいな気持ちがありました。
Closing Keynote
speakerdeck.com
ぶっささりでした。 読むべき本が増えた。組織に働きかけることを逃げていたなと思っていました。とはいえ、それで自分がぶっ壊れてもアレなので、自分が楽しいと思える範囲でチャレンジできるといいなと思いました。退路を作ったり「やめてもいい」と思うくらいの気持ちにしたりしてがんばる。頑張り方はずるいやり方も使う。
その後
WIZ→WIZの隣のワインバー→音音→ちゃい九炉→秋葉の中華屋 という謎ルートで朝帰りを決めました。いっつも「始発まで待つ」「タクシー代払ってでもさっさと帰ってはやく寝る」の2択で合理的な判断を失敗するんだよなぁ。
嬉しかったこと
2020あたりでOSTで @inking といっしょに「タロット占いします!」という謎のセッションを立てて何人かを占っていました。占ったら以外と色んな人に覚えてもらっていたようで「あれあたってました!」というお話などがありました。やっぱり占い依頼の窓口を作るべきか…。
discordでは、初参加なのかmogiriさんにチケットを渡すところでミスってる人が多発しており、全員が見えるチャンネルのところで困ってる人がいました。サポートしていたらspring.akiさんから感謝されました。振り返ると、自分のストレングスファインダーは「包含」が1位なので「輪に入れてない人をちゃんと輪にいれる」ところに関心が働いたんでしょうね。
あとはかつての勤務先から4人が参加していたらしく、ちょっと感慨深いものがありました。
これからなにをするか
時期的に人や組織に働きかけるタイプの目標を立てづらいのですが、みなさんしっかり本を読まれてるなという気持ちにはなったのでやはりインプットせなばならない。
- 積みっぱなしの本を読みたい。そのためには健康でなければならない
- 目: 遅くまでYouTubeみない → スクリーンタイムセットした
- 身体: 運動習慣の再構築(主にウォーキング)
- 仕事: 深夜残業をしない(しない)
学んだことがあとで必要になることもあるのでインプットを増やそうと思いました。その上ヘルシーに生活したい。
インプットしたらアウトプットしないといけないので、このブログにもカジュアルに投稿していかなきゃなと思いました。
さいごに
実行委員会、ボランティアの方、参加者のかた、関わっていただいた皆さんに感謝です。今年もよろしくお願いします